ニュースやメディアで空き家について紹介されるのを目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
実際に空き家と言っても、どのようなものが空き家として明確に区分けされるのか分かりにくいですよね。
今回は、空き家にはどのようなものがあるのかということと、空き家の活用方法についてご紹介します。
空き家は大きく分けて4種類に分類され、具体的な定義に基づいて分類されています。
空き家の統計データとしては、総務省の「平成30年住宅・土地統計調査特別集計」によると、日本全体の住宅の約14パーセントが空き家となっているのが現状です。
高齢化によって家を離れる方が多く、空き家が増える最も大きな要因とされています。
最も多い空き家の種類としては、新築か中古物件なのかを問わず、賃貸住宅用で現在は空室であるものが空き家として最も多いです。
空き家全体の約半数の51パーセントほどが賃貸のために空き家となっています。
その他に多い割合の空き家としては、新築か中古を問わず売却を目的として、現在空き家になっているものが3.5パーセントほどを占めます。
また、長期休みの際の避暑、避寒の保養地としての別荘や、単身赴任の際に利用する住宅を二次的住宅と呼び、空き家全体の4.5パーセントほどを占めています。
紹介した3種類の空き家の分類に含まれないものは、空き屋の41パーセントほどを占めていて、倒壊寸前の住宅や、用途不明の住宅などが含まれます。
空き家を手軽に有効活用するには、賃貸住宅やシェアハウス、民泊施設などとして、そのまま住宅として利用することです。
空き家が住宅地に立地している場合は、住宅として最小限の初期費用やリフォームで賃貸契約までこぎつけるでしょう。
そのまま空き家として有効活用が難しい場合には、空き家を解体して土地として有効活用する方法もあります。
空き家を解体することで、立地に応じた土地の有効活用ができるため、新しく建物を建てる際に収益を最大化しやすいというメリットが挙げられます。
空き家の種類としては4種類に分類することができ、最も多い空き家は賃貸住宅として利用するために空室となっていることが多いと分かりました。
また、効果的な空き家の有効活用としては、賃貸住宅や民泊施設など収益化のできる物件として有効活用する方法があると分かりました。