空き家の固定資産税が払えない場合はどうする?BLOG

空き家の固定資産税が払えない場合はどうする?

親族からの相続で、空き家を所有している方も多いのではないでしょうか。
空き家でも、固定資産税や水道光熱費などの維持管理費はかかってしまいます。

今回は、固定資産税を払えないとどのような問題が発生してしまうのかということと、どうしても払いたくないない場合の対処法をご紹介します。

□空き家の固定資産税を払えないとどうなるのか

*延滞金の発生

不動産の固定資産税は、納税期日までに納税しなかった場合は延滞金が発生します。
延滞金は元々の請求金額から算出されるため、請求額が大きいほど延滞金大きくなります。
納税期日から1か月以上経っている場合は、期日から1か月以内に比べて大幅に延滞金の割合が上がってしまいます。
支払いは早急に行うようにしましょう。

*延滞処分が行われる

固定資産税の支払いを延滞し続けることで、最悪の場合は滞納処分により財産の差し押さえが行われてしまいます。
固定資産税は税金であるため、裁判を通さずに行政によって財産の差し押さえが可能となります。

財産の対象は、延滞している固定資産や給料、預金など自身のすべての財産です。
滞納した固定資産税を完済するまで毎月差し押さえられることになるため、注意が必要です。

□固定資産税を払いたくない場合の対処法

固定資産税を払いたくない場合は、空き家の処分を検討してみてはどうでしょうか。
今後将来的に空き家の有効活用を考えていない方は、早めに処分することで不要な支払いを無くせます。
空き家を長期間保有するデメリットも合わせてご紹介します。

空き家を長期間放置したまま保有しておくと、行政によって特定空き家に認定されてしまう場合があります。
固定資産税の税率優遇が撤廃されるほか、最悪の場合には行政代執行によって取り壊されてしまう恐れもあります。

また、不動産の資産価値は放置するほど減少していきます。
住宅は定期的にメンテナンスを行うことで経年劣化を抑えているため、空き家を放置していた場合は著しく経年劣化が進んでしまいます。
このような住宅は購入後に修繕費がかかるため、購入したいと考える方は少ないです。

そのため、もう使わないということが判明した空き家は、資産価値が下がる前に売却を行いましょう。

□まとめ

空き家の固定資産税を滞納してしまうと、基本的には大きなデメリットが生じてしまうため、すぐにでも対応する必要があると分かりました。
どうしても固定資産税を支払いたくないという方は、不要な空き家の売却や処分を検討することで、不必要なコストを減らしましょう。

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