相続放棄をしたものの、管理義務についてよく理解できていない、相続放棄後の管理義務に不安を感じている方はいませんか。
相続放棄後も管理義務があることは知っているものの、具体的に何をすればいいのか、いつまで管理義務があるのか、放置した場合のリスクについて知りたい方も多いのではないでしょうか。
この記事では、相続放棄後の管理義務について、具体的な内容や注意点、放置した場合のリスクなどをわかりやすく解説することで、安心して相続手続きを進められるようにサポートします。
相続放棄をした場合でも、一定期間は相続財産の管理義務が課せられます。
この記事では、管理義務の内容や範囲、いつまで続くのかといった疑問を解説していきます。
1: 管理義務の内容
相続放棄をした者は、自己の財産におけるのと同一の注意義務をもって、相続財産の管理を継続する必要があります。
これは、相続財産が毀損したり滅失したりしないように、適切な管理を行う必要があるということです。
具体的には、以下の様な管理行為が求められます。
・定期的な見回り
・必要な修理や補修
・盗難や火災などの防止対策
2: 管理義務の範囲
管理義務の範囲は、相続財産の性質や状況によって異なります。
例えば、空き家であれば、定期的な見回りや草刈り、雨漏りなどの修理が必要となります。
一方、預金口座であれば、残高の確認や不正な引き出しを防ぐための対策が必要となります。
3: 管理義務の期間
管理義務の期間は、次順位の相続人が相続財産の管理を始めるまでです。
つまり、次順位の相続人が相続財産の管理を引き継ぐまでは、相続放棄をした者にも管理義務が継続されます。
相続放棄後の管理義務を怠ると、損害賠償請求や事件に巻き込まれるリスクがあります。
具体的にどのようなリスクがあるのか、事例を交えて解説していきます。
1: 損害賠償請求のリスク
相続放棄した財産が毀損したり滅失したりした場合、相続放棄者は、損害賠償請求される可能性があります。
例えば、空き家を放置していたために倒壊し、通行人に怪我をさせてしまった場合、相続放棄者は、通行人に対して損害賠償責任を負うことになります。
2: 事件に巻き込まれるリスク
相続放棄した財産が、犯罪に利用されてしまうリスクもあります。
例えば、空き家を放置していたために、犯罪集団のアジトや薬物栽培の場所として利用されてしまった場合、相続放棄者は、事件に巻き込まれる可能性があります。
3: 相続放棄の効果がなくなるリスク
相続放棄した財産を勝手に処分してしまうと、相続放棄の効果がなくなってしまいます。
例えば、相続放棄した不動産を売却した場合、相続放棄は認められず、売却代金を受け取る代わりに、他の相続財産も相続することになります。
相続放棄をした場合でも、一定期間は相続財産の管理義務が課せられます。
管理義務を怠ると、損害賠償請求や事件に巻き込まれるリスクがあるため、適切な管理を行うことが重要です。
相続放棄後の管理義務について不安な場合は、当社のような専門家に相談することをおすすめします。
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