「実家を相続した際には、どのような税金が発生するのかな」
「固定資産税の注意点には何があるのかな」
このようにお悩みの方も多くいらっしゃると思います。
そこで今回は、実家を相続した際に発生する税金と、固定資産税の注意点について解説します。
相続の税金等でお悩みの方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
固定資産を所有する人に課される地方税のことを、固定資産税と言います。
土地と建物の両方にかかる税金のことで、空き家を所有し続ける間は納税する義務があります。
土地や建物、車、預金といった遺産を相続した際に発生する税金のことを、相続税と言います。
全ての課税対象遺産の総額が基礎控除額を超えた場合に納税する義務があります。
固定資産税とは別に、都市計画事業や土地区画事業のために納める地方税のことを、都市計画税と言います。
市街化区域内に土地や建物を所有する人に納税する義務が課せられます。
以上の税金が実家を相続した際に発生します。
ここからは、固定資産税の注意点について解説します。
固定資産税の注意点は、特定空き家に指定されてしまった場合に最大で6倍になる可能性があることです。
住宅1戸につき200平方メートルまでの部分には、軽減特例措置が適用されます。
しかし、特定空き家に指定されてしまうことで、この軽減特例措置が適用されずに、6倍になってしまうのです。
そのため、固定資産税を抑えるためには、特定空き家に指定されないことが大切です。
特定空き家に指定されないためのコツは以下です。
・室内の換気
・ゴミの回収
・水漏れの修理
・庭木の剪定
・破損部分のリフォーム
・割れた窓ガラスの修繕
これらのコツを意識して、特定空き家に指定されないように工夫しましょう。
また、自治体によっては、空き家の解体費用に補助金が出たり、空き家を解体した場合に固定資産税の減額が受けられたりする可能性もあります。
お住まいの自治体に助成金や減免措置はないかを確認してみることをおすすめします。
今回は、実家を相続した際に発生する税金と、固定資産税の注意点について解説しました。
実家を相続した際に発生する税金についての理解は深まりましたか。
特定空き家に指定されてしまうと、固定資産税は最大で6倍になってしまうので注意しましょう。
何かご質問や疑問点等がございましたらお気軽にお問い合わせください。