家は人が住まなくなると劣化が進み、台風などで瓦が飛んだり壁が剥がれたりします。
最悪の場合、空き家が倒壊するおそれもあるので、注意しなければなりません。ここでは空き家が倒壊した事例を紹介し、空き家の倒壊を防ぐ方法を解説します。
空き家が倒壊すると、隣家が被害を受ける場合があるので注意が必要です。
空き家が傷んでも誰も修繕しないので、台風などの際に強風が吹くと、屋根瓦やトタンの破片、壁などが剥がれて飛んでいきます。
このように、強風で飛ばされたものは、隣家の庭に落ちたり壁などを破損させることもあります。
空き家の持ち主は遠くに住んでいるため、管理が行き届かずこのような被害が起きてしまうのです。
管理されていない空き家は荒れ放題で、周囲の景観も悪くなる上に、不審者が出入りしたり異臭の原因にもなります。
さらに放置状態が続くと、最悪の場合倒壊してしまうこともあるでしょう。
このような状態では、いつ倒壊するかわからないので、近くを通りかかった人が、倒壊に巻き込まれる可能性もあります。
空き家はしっかり管理しないと、近隣に迷惑を及ぼし、損害賠償を請求されるおそれもあるので、注意する必要があります。
空き家は老朽化が進みやすいので、以下の方法で防ぎましょう。
空き家が傷むのは、窓を開けて空気を循環させないからです。
家を閉め切ると、湿気がこもるために、腐食が進んで老朽化に拍車がかかります。
湿気がこもると、室内にカビが生えるので不衛生になり、家の傷みも激しくなります。
空き家を管理する場合は、家の中の清掃だけでなく、外の清掃も大切です。
空き家にゴミを捨てる人もいるので、ゴミが捨てられていないか確認して、強風などで破損した箇所がないか、チェックする必要があります。
破損箇所をそのままにしていると、強風で破片が飛んで近隣に迷惑を及ぼします。
近隣に迷惑をかけないためには、害虫対策と庭の草刈りも重要です。
空き家に害虫が入り込むと、駆除する人がいないので繁殖し、近隣の家にも侵入するようになります。
庭も手入れしないと雑草が生い茂るようになり、種が風に乗って舞い上がり、近隣の家の庭などに落ちて芽を出すので、草刈りも忘れないようにしましょう。
家は人が住まなくなると劣化が進み、倒壊することもあります。
屋根の瓦が飛んだり壁が剥がれたりするため、破損箇所を定期的に点検することが大切です。
また、近隣に迷惑をかけないためには、害虫対策や草刈りも行いましょう。