両親が亡くなった後、誰も住まなくなった実家はどうするのが正解なのでしょうか。
実家の対処法は、人それぞれで違いますが、どのような選択肢があるのかは知っておくと良いでしょう。
今回は、実家に住まなくなった場合の選択肢について紹介します。
実家を売却する場合は、不動産会社に依頼しましょう。
不動産会社は、実家の査定から買い手の募集まで幅広い業務を行います。
次に、物件の売り方を決めます。
物件を売る際には、そのまま中古住宅として売りに出すか、土地として売るかという選択肢があります。
実家の築年数が浅い場合や建物の状態が良い場合はそのまま売却すると良いでしょう。
逆に、築年数が古く、売るのに大規模な修繕が必要になる場合は資産としての価値をほとんど失っていると言えるので、土地として売却する方法をとるのがおすすめです。
空き家を解体せずに売却する場合は、買い手が見つかり次第、交渉に入ります。
交渉では値下げを持ちかけられることがあることに留意しておきましょう。
解体しないケースで値下げ検討する場合は、解体費用分を値下げする方法、解体費用の割合を決めて値下げする方法があるので覚えておきましょう。
無事に交渉がまとまれば、売買契約の締結に至ります。
1つ目は、管理するという方法です。
実家を売りたくない、賃貸化もしたくない場合は、管理するという形で対処しましょう。
管理のためのコストや手間はかかりますが、思い入れのある実家をそのままの状態に維持できるでしょう。
管理する場合は、もちろん自分で管理する方法もありますが、管理を委託する方法もあります。
空き家管理サービスを使えば1万円前後で建物の維持が可能です。
2つ目は、賃貸化するという方法です。
立地が良く、実家が新しい場合やリフォームコストを払える場合は賃貸化するという選択肢もあります。
賃貸化できれば、収入源となり、借主が見つかり次第定期的に収入を得られます。
その他にも、別荘にすることも考えられます。
実家が避暑地やリゾート地の近くにあれば、海水浴やサーフィンをしに出向くという活用方法もあります。
ただし、利用頻度が限定的でも固定資産税や管理コストは普通の家の同様にかかる点には注意する必要があるでしょう。
今回は、実家に住まなくなった場合の選択肢について紹介しました。
実家に思い入れがある場合は、管理して、特に所有し続ける理由がない場合は売却や賃貸化、といった選択肢があるので、慎重に検討してみましょう。