相続をお考えの方で、相続の際に所得税が発生するのかについて知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、相続の際に所得税が発生するのかについてと相続の際に必要な税金について紹介します。
是非参考にしてみてください。
基本的に相続した遺産には、所得税はかかりませんが相続税はかかります。
相続税は、財産を無償で貰うことを対象としたものとなり、相続や遺言によって財産を受け継いだ場合に発生します。
所得税は、収入が課税対象となります。
事業所得や給与などの収入がある場合に所得にかかる税金であるため、相続財産は対象にはならずに納める必要が無いです。
しかし、相続の際に所得税がかかるケースもあります。
被相続人に所得があった場合や、相続した遺産が固定の収入を生んでいる場合、不動産や株式などの遺産の売却を行った場合、死亡保険金を受け取った場合は所得税が発生します。
相続の際に必要になる税金は主に3つあります。
*相続税
先程も紹介しましたが、相続を行う際は相続税が発生します。
相続財産の合計金額が相続税の基礎控除額を上回った場合、課税対象になります。
相続税の計算は難しくなっていて、非課税控除や特例を適用する判断を間違ってしまうとペナルティ税が発生する場合があるので注意しましょう。
*登録免許税
不動産の相続を行った場合、所有者の名義変更手続きを行う必要があります。
その際に、発生する税金が登録免許税になります。
*譲渡所得税
相続した財産を売却して現金化を行った場合、被相続人が購入した金額より売却した金額の方が高い場合は利益に応じて譲渡所得税が発生します。
譲渡所得税は、売却した次の年に確定申告を行い、納税しなければいけないので注意しましょう。
譲渡所得税の対象の相続財産の相続税を払った場合は、取得費加算という特例によって財産の売却が相続税の申告期限から3年以内である場合は、譲渡所得税を減額できます。
この記事では、相続の際に所得税が発生するのかについてと相続の際に必要な税金について紹介しました。
所得税は、収入が課税対象となるので、事業所得や給与などの収入がある場合に所得にかかる税金であるため、相続財産は対象にはならず、納める必要は基本的にはありません。
しかし、相続した遺産が固定の収入を生んでいる場合や不動産や株式などの遺産の売却を行った場合は所得税が発生するので注意しましょう。
相続の際に必要な税金についてご不明点等ありましたら、お気軽にご相談ください。