家を相続する時の手続きでお困りの方は多いでしょう。
必要な手続きを把握することで、すでにお悩みの方は解決でき、これから手続きが必要になる方はスムーズに手続きできると思います。
そこで今回は、家を相続する場合に必要な手続きについて解説します。
被相続人が亡くなった場合、相続について検討しなければなりません。
そこで、まず行うべきことは遺言書の有無の確認です。
遺言書の効力は、相続させたくない人への相続権の廃止から、取り分、分割方法の決定権などが挙げられます。
遺言書は相続の方法に直接影響します。
そのため、しっかりと遺言書の有無は確認しておきましょう。
遺言書が存在しない場合や遺言書と異なる相続処理を行う場合、共同相続人全員での遺産分割協議を行う必要があります
このような遺産分割協議は特に期限はありません。
しかし、長年にわたって遺産分割協議を行わないと、トラブルになりかねません。
また、遺産分割の処理が複雑で困難になる可能性もあります。
家を相続する際に必要な手続きは相続登記です。
相続登記に必要な書類は被相続人と自身の書類などを合わせて全部で8つ必要です。
書類を取得できる場所は、法務局や市区町村の役所があります。
自身で用意したり、司法書士が用意したりもできます。
この中でもっとも手間なのが市区町村の役所での書類取得です。
一つの役所で全ての書類が揃わない場合があります。
しかし、役所によっては書類の郵送が可能な場合があるので、確認しておきましょう。
また、相続には相続登記費用と税金も必要になります。
登録免許税は相続登記をする際に必要となる税金です。
登録免許税の税額は不動産の価額の0.4%です。
間違わないように注意して計算してください。
書類の発行料にも費用が発生します。
費用が発生する書類は一般的に7種類でそれぞれ価格は異なります。
総額でおおよそ5000万円〜2万円の費用が発生すると思っていて良いでしょう。
さらに、相続登記を司法書士などの専門家に依頼する場合は報酬が必要になります。
書類は自身で集め、相続登記を行ってもらう場合は約5万円〜8万円程度です。
書類集めから依頼する場合は15万円ほどかかると考えておくと良いでしょう。
今回は家を相続する場合に必要な手続きについて解説しました。
書類がたくさん必要なので計画的に集めましょう。
ぜひ、今回の記事を参考にスムーズに家の相続手続きをしてみてください。