小規模住宅用地の固定資産税について紹介します!
2022年9月5日
空き家リノベーションのメリットとデメリットについて紹介します!
2022年9月13日

実家がゴミ屋敷で相続したくない場合は?相続放棄について紹介します!

親が亡くなった後、久しぶりに実家に帰ってみたらゴミ屋敷になっていたというケースは少なくありません。
相続した実家がもしゴミ屋敷になっていたら、どのように対処すれば良いのでしょうか。
今回は、実家がゴミ屋敷で相続したくない場合の対処法を紹介します。

□ゴミ屋敷の相続後にすべきことについて

親が住んでいた実家がゴミ屋敷の場合、「その家を売却する」、「相続放棄する」という2つの選択肢があります。
どちらの選択肢を取る場合でも、やるべきことは決まっています。

まずは、自宅の資産価値を確認しましょう。
資産価値を調べるのと同時並行で、売却方法も調べておきましょう。
そうすることで、資産価値が高かった場合にスムーズに売却手続きを行えます。

次に、ゴミ処理業者に見積もりを取りましょう。
家の中の状況が極めて悪い場合は、ゴミ処理のプロに依頼する必要があります。
実際にゴミ処理業者に家の中の状況を確認してもらうことで、正確な見積もりを出してもらえます。
処理費用は、部屋の大きさや作業を行う人数、ゴミを載せるトラックによって変動します。

最後に、ゴミ屋敷の処理で残る財産についてチェックしましょう。
遺産として残る財産とゴミ処理費用の差し引きで、収支がプラスになれば、相続後にゴミ屋敷の処理を行うと良いでしょう。
ただし、残る財産が少額で収支がマイナスになる場合は、できるだけ早く相続放棄手続きをしましょう。

□相続放棄とは

相続放棄とは、全ての財産や債務を相続せずに手放すことです。
ここで注意しなければならないのは、ゴミ屋敷のみを相続放棄できないことです。

価値のある財産は取得し、ゴミ屋敷は放棄するという手続きは不可能です。
相続放棄は、実家がゴミ屋敷なので取得したくないケースのほか、亡くなった人に借金があった場合や相続税を払いたくない場合に有効と言えます。

また、ゴミ屋敷については手放したからといって、そのままにしておくことは許されません。
ゴミ屋敷は近隣住民へ悪影響を及ぼす可能性があるので、責任を持って後始末する必要があります。
これは、民法によって定められているルールなので遵守しましょう。

□まとめ

今回は、実家がゴミ屋敷で相続したくない場合の対処法を紹介しました。
親が亡くなった際には、相続放棄するか、売却するかの選択肢をとることになります。
たとえ、実家を手放す場合でも、ゴミ屋敷の後始末は法令で義務付けられていることを覚えておきましょう。