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空き家リノベーションのメリットとデメリットについて紹介します!

空き家は放置していると経年劣化が進み、近隣住民との軋轢を生む可能性が増大します。
そのリスクを回避するためには、空き家の解体や建て替えなどの選択肢がありますが、まだ住み続けたい場合はリノベーションが効果的です。
今回は、空き家リノベーションのメリットとデメリットを紹介します。

□空き家リノベーションのメリットとは?

1つ目は、新しく建てるよりもコストが安いことです。
空き家を解体して新築住宅を建てると、解体費用に加えて新築費用がかかるので非常に大きなコストがかかります。
一方で、リノベーションであれば、建物の基本構造はそのまま使えるので費用を抑えられます。

2つ目は、資産価値を向上させられることです。
長く住んで経年劣化が進んだ住宅の資産価値は高いとは言えません。

そのため、売却しようとしても立地が良くない限り、買い手が付かないという事態も考えられます。
一方で、建物の骨格がしっかりとしている住宅については、リノベーションを施すことで資産価値を向上させられる可能性を秘めています。

また、空き家を所有していると固定資産税がかかりますが、建物の状態が悪いと「特定空き家」に指定され、固定資産税が高額になってしまいます。
このようなランニングコストの増大リスクを避けられるという意味でも、リノベーションは効果的であると言えます。

3つ目は、ビジネスに活用できることです。
一般的には賃貸にするという選択肢がありますが、古民家カフェや美容室などの店をオープンする人も少なくありません。
このような空き家ビジネスには助成金が支給されることもあるので、ビジネスを始めたいという方にとってリノベーションすることの恩恵は大きいと言えます。

□空き家リノベーションのデメリットとは?

1つ目は、空き家の状態が悪い場合は高額になることです。
新築よりもコストは低いものの、状態があまりにも悪いとコストは高くなります。
特に、シロアリ被害によって建物の根幹がダメージを受けているようなケースでは、リノベーションするより建て替えた方が良いケースもあります。

2つ目は、築年数によっては耐震工事が必要になることです。
1つ目のデメリットに付随して、耐震工事についても考慮しなければなりません。
特に、日本は1981年に耐震基準が厳しくなっているため、それ以前に建てられた住宅については耐震補強工事に伴うさらなる費用が必要です。

□まとめ

今回は、空き家リノベーションのメリットとデメリットを紹介しました。
空き家リノベーションは、新築や建て替えよりも費用が抑えられ、資産価値を上げられます。
また、ビジネスに活用できるメリットもあります。
一方で、建物の劣化状況によっては想定よりも費用がかかる場合もあるので注意しましょう。