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実家の売却で後悔しないために必要なことについて紹介します!

親が亡くなった後は、実家を相続することになりますが、実家の相続は多くの人にとって初めての経験となるので、失敗することも少なくありません。
実際に実家の相続を経験した人はどのようなことに後悔しているのでしょうか。
今回は、実家の売却で後悔しないために必要なことについて紹介します。

□実家の売却で後悔した事例について

1つ目は、実家の売却により多額の税金が課せられたという事例です。
実家を相続してから売却するまでにかかる税金は、相続税、登録免許税、印紙税、譲渡所得税と住民税の4種類で、決して少なくありません。

このような税金に関しては、条件に応じて様々な特例が認められており、特例の適用によって大幅に節税が可能なものの、認知度が高くないために適用できずに損をするケースがあります。

2つ目は、スピーディーに手続きできず、さらなる費用がかかったという事例です。
実家の売却は時間がかかればかかるほど損をしてしまいます。

それは、実家を相続した後から手放すまでには固定資産税が課せられるためです。
実家は引き継いだ後1年間のうちに売却できたら税額は10万円ですが、3年かかると30万円、5年以上だと50万円と、どんどん膨らんでいきます。
とりあえず相続手続きだけ早く済ませておいたという人は、このような事態に陥ることが多いです。

3つ目は、相続のトラブルで兄弟仲が悪くなってしまったという事例です。
多額のお金が絡むことの多い相続問題に関しては、それまで仲の良かった兄弟でさえトラブルに陥ることがあります。
相続トラブルは、協議の長期化にも繋がり、実家の今後を決めあぐねていると、その分所有期間が長くなるので固定資産税が余計にかかってしまいます。

□実家の売却で後悔しないために必要なこと

売却する前に、どのような税金がかかるのかを把握しておきましょう。
売却時にかかる譲渡所得税は、売る際の価格や譲渡費用などに変動するので、自分のケースではどのくらいの課税があるのかをシミュレーションすることが大切です。

また、実家の売却は独断で行わないようにしましょう。
兄弟間のトラブルに繋がる可能性があるため、協議せずに勝手に売却するようなことは避けましょう。
売却する際には必ず他の相続人の了承を得ることが重要です。

物件がなかなか売れない時には、売値や賃料を下げる覚悟を持ちましょう。
買い手や住み手が見つからなければ収入を得られないまま、管理費と固定資産税を払わなければなりません。
いざという時には物件の売値や賃料を下げる決断をする気持ちが必要です。

□まとめ

今回は、実家の売却で後悔しないために必要なことを紹介しました。
売却の段階では、税金について把握しておらず予想外の出費が多くて困ったという事例が多いので、実家の相続から売却に至るまでのプロセスにおいてどのような費用がどのくらいかかるのかについてはしっかりと確認しておきましょう。