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相続関係図とは何か?相続関係図の作り方についても紹介します!

相続関係図とは一体何か知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、相続関係図についてと、相続関係図の作り方について紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

□相続関係図について

相続関係図は、被相続人とその人のすべての相続人を明らかにし、その関係性を図で表したものになっています。
相続関係図を作る一番の目的は、被相続人と相続人の関係性を明確にして、相続の手続きをスムーズに行うことです。

相続の手続きの例を挙げると、法務局で不動産の名義変更をする際に、被相続人が生まれてから亡くなるまでの戸籍謄本を提出しなければいけませんが、相続関係図を提出することで戸籍謄本は返却してもらえます。
戸籍謄本は他の相続手続きでも必要なため、返却してもらうことで他の手続きにも使用できます。

相続関係図を作るために必要な書類は、主に3つあります。

*被相続人の全ての戸籍謄本

被相続人の戸籍は全ての戸籍を取得する必要があり、出生までをさかのぼるためには数通の戸籍を渡るのが基本です。

*被相続人の住民票の除票か戸籍の附票

住民票の除票は、住民登録が解除された住民票のことを言います。
住民票の除票は、住民票所在地の市町村役場で受け取れます。

戸籍の附票は、戸籍と一緒に作られた書類のことで、戸籍に入った人の住所の履歴が記されています。
戸籍の附票は、本籍のある市区町村役場で受け取れます。

*被相続人が所有している不動産の全部事項証明書

不動産の全部事項証明書は、不動産の場所や所有者、権利関係など不動産の登録情報を照明する書類のことです。
全部事項証明書は、法務局で受け取れます。

□相続関係図を作る方法とは?

相続関係図を作る際は、エクセルソフトを使うと便利に作れます。

手順としては、エクセルを開いて1マスごとに被相続人と相続人全員の名前を記入していきます。
全員の名前を記入し終えたら、それぞれの生年月日、死亡年月日、被相続人との続柄を記入していきます。
記入し終えたら、それぞれの人物を親族関係に沿って線で繋いでいきます。

配偶者は横線で繋いで、親子は縦線で繋いでいき完成です。

□まとめ

相続関係図は、被相続人とその人のすべての相続人を明らかにし、その関係性を図で表したものを指します。
相続関係図を作る一番の目的は、被相続人と相続人の関係性などを明確にして、相続の手続きをスムーズに行うことです。
また、相続関係図は、エクセルソフトを用いると便利に作れるので覚えておきましょう。