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実家の解体費用はどれくらい?解体する際の注意点についても紹介します!

「実家を解体をすることを検討しているけれど、どのくらい費用がかかるのかわからない」
このように解体の際にどうしても気になるのは費用についてですよね。
そこで本記事では実家を解体するのにかかる費用と解体する際の注意点を解説します。

□実家を解体するために必要な費用について紹介します!

建物を解体するのにかかる費用は、どのような構造をしているかによって変わってきます。
木造であれば1坪あたり2万円から5万円程度で、鉄骨造では1坪あたり3万円から7万円程度かかります。
鉄筋コンクリートの場合は1坪あたり4万円から8万円程度が相場になっています。

そのほかにも建物が立っている場所や廃棄物の有無によっても解体費用は変わってきますので、解体をする前にはどれくらいの費用がかかりそうかをチェックしてくださいね。

□解体する際の注意点とは?

家を解体する際にはいくつかの注意点があります。
ここでは家を解体する際の注意点をお伝えしていきます。

1つ目は解体後は建物滅失登記を行うことです。
建物は建築されたときに情報が登録されますが、解体する際にはこれを抹消する滅失登記が必要です。
滅失登記が完了していないと、再び建築ができなかったり、存在していない建物に固定資産税がかかったりしてしまいます。

滅失登記には申請義務があります。
建物を解体したのに滅失登記をしていないと、10万円以下の過料が課される可能性があるので注意しましょう。

2つ目は更地にすると固定資産税が上がるケースがあることです。
建物を解体すると、固定資産税や都市計画税が上昇します。
最大6倍も上昇するので、必ず事前に確認しておいてください。

3つ目は更地にすると再建築ができない可能性があることです。
建物を建てる際には、建築基準法などで決められている基準を満たさなければなりません。

しかし、時間が経って法律が改正されたことで、建築時には問題なかったのに現在では建物を建てられないというケースが存在します。

再建築ができない土地は需要が少なく、売却するのも難しくなるでしょう。
そのため建物を解体する前には、現在の法律で建物を問題なく建築できるかをチェックしておくと良いでしょう。

□まとめ

解体費用は、家の構造や建物が立っている場所、廃棄物の有無によっても変わってきます。
また、解体する際には滅失登記を忘れないこと、更地にすると税金が上がる可能性があること、再建築できない可能性があることの3つに注意してくださいね。