不動産が競売にかけられる理由とは？競売物件を購入するメリットも紹介！BLOG

中古住宅の物件を探している中で、競売にかけられている物件を目にしたことがあるのではないでしょうか。
厳密に言えば競売物件は中古物件とは異なるものです。
具体的には売却方式が異なるものであり、不動産会社ではなく裁判所から通された物件となります。

今回は、どういった物件が競売物件となるかや、あえて競売物件を購入するメリットについてご紹介します。

□不動産が競売にかけられる理由は？

そもそも、不動産の競売物件とは、裁判所によって不動産の競売手続きが行われお金に換えられた不動産のことです。

不動産が裁判所によって競売にかけられる要因としては、競売にかけられた物件の所有者が何らかの原因で債務を返済できず、不動産が差し押さえられたためです。

金融から住宅ローンを借りる際は、担保が必要になります。
そのため、返済不能となった債務者から債務を回収する際に、金融機関が担保である不動産を競売にかけます。
この場合、滞っている債務を返済する方法以外では競売を止めることはできないという点には注意が必要です。

□競売物件を購入するメリットとは？

競売物件を購入するメリットは以下の3つになります。

・割安で購入できる
・多種多様な物件が売り出される
・手続きが簡単に行える

競売物件は、一般的な物件に比べて3割以上安く価格が設定されています。
理由としては、競売物件の購入者が購入後の物件にかかる諸費用を負担する必要があるためです。

例として、購入後に発覚した修繕にかかる費用があります。
通常の方法で購入した不動産の場合は、売主に修繕費用を請求できることもありますが、競売物件の場合は修繕費用は買主負担になります。
事後トラブルにしないためにもあらかじめ物件の状態は確認しておきましょう。

売り出される競売物件が多様である理由は、裁判所によって公平に競売にかけられるため、市場の中で特異なものであっても売り出されるからです。
そのため、一般的には市場に出回らないような物件を購入できる機会が格段に上がります。

また、競売物件は裁判所からの購入となるため、物件の権利の手続きへの負担が格段に少なくなるのが特徴です。

ただし、競売物件の購入後に発覚した修繕にかかる費用は自己負担となります。
事後トラブルにしないためにもあらかじめ物件の状態は確認しておきましょう。

□まとめ

不動産が競売にかけられてしまう理由は、不動産の所有者が何らかの要因で債務が返済できずに差し押さえられてしまうためということが分かりました。
競売物件ならではのメリットもあるため、住宅探しを行っている方は競売物件も参考にしてみてはいかがでしょうか。