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抵当権は抹消すべき?抵当権付きの家を売る方法を解説します!

不動産売却を検討する際、抵当権の存在は大きな悩みの種となります。
特にローンが残っている家を売る場合、抵当権の抹消というプロセスが必要です。
この記事では、抵当権の抹消方法と、抵当権付きの家を売る方法について、具体的な手順と注意点を解説します。

□抵当権を抹消するには?

抵当権の抹消は、不動産売却の前提条件となることが多いです。

1:ローンの一括返済

抵当権の対象となるローンを一括で返済する必要があります。
売却代金を使ってローンを返済するのが一般的ですが、売却代金だけで足りない場合、追加のローンを検討することもあります。

2:金融機関からの書類受領

ローン返済後、金融機関から抵当権抹消のための書類を受け取ります。
この書類がなければ、法務局での手続きが行えません。

3:法務局での手続き

抵当権抹消登記申請書や登録免許税などの必要書類を用意し、法務局で抵当権抹消の手続きを行います。
この手続きにより、正式に抵当権が抹消されます。

□抵当権付きの家を売る方法

抵当権付きの家を売る際には、いくつかの方法がありますが、それぞれに特徴と注意点が存在します。

1:手持ち資金でのローン完済

自己資金を使用して住宅ローンを完済する方法です。
この方法の大きな利点は、抵当権を速やかに解消できる点にあります。

しかし、十分な資金を持っていない場合は選択が難しいです。
資金計画は慎重に立てる必要があり、貯蓄の枯渇や将来の金融計画に影響を与える可能性も考慮するべきです。

2:売却資金でのローン完済

売却代金でローンを完済する方法です。
不動産を市場価格で売却し、その資金でローンを返済します。
この方法の利点は、自己資金を使わずに抵当権を解消できることです。

しかし、市場の動向や物件の状態によっては、希望通りの売却価格が得られない可能性もあります。
売却価格がローン残高を下回る場合、差額をどう埋めるかが重要な課題となります。

3:任意売却

支払い困難な状況下での選択肢として、任意売却があります。
債権者(通常は金融機関)と協議し、市場価格以下で売却する方法です。
この方法は、競売よりも高い価格で売却できることが多く、残債務の一部を免除してもらえる可能性もあります。

しかし、任意売却は複雑な交渉が必要であり、専門の知識が必要です。
また、売却後の残債務の取り扱いについても注意が必要です。

□まとめ

不動産売却において、抵当権の扱いは重要なポイントです。
抵当権の抹消には、ローンの完済と法的手続きが必要です。
また、抵当権付きの家を売る方法には複数の選択肢があり、それぞれのメリットと注意点を理解することが大切です。
適切な情報と計画を持って進めれば、不動産売却はスムーズに行えます。