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空き家を放置する危険は?解決方法もご紹介します!

皆さんは空き家を放置した場合の危険性をご存知でしょうか。
数年前に相続した家がもう空き家になってしまい、解決方法が分からずお困りの方も多いでしょう。
空き家の危険性や解決方法をあらかじめ把握しておくことで、トラブルもスムーズに解決できます。
そこで今回は、空き家を放置した時の危険性と解決方法をご紹介します。

□空き家を放置する危険性についてご紹介!

空き家を放置する危険性は主に9つあり、その中でも物理的な問題、経済的な問題、社会的な問題の3種類に分けられます。
3種類の問題の内容は下記の通りです。

・物理的な問題は、放火リスク、倒壊リスク、損害リスク
・経済的な問題は、維持費のリスク、資産の減少、固定資産税の支払いの義務
・社会的な問題は、不法侵入、不法投棄、行政代執行

まずは、物理的リスクについてご紹介します。
空き家は放火魔に狙われやすい傾向にあります。
また、空き家は旧耐震基準で建てられている家が多いです。
そのため、倒壊のリスクは高いでしょう。

空き家にメンテナンスが行き届かず、人や物を傷つけてしまった場合、建物の所有者が賠償責任を負わなければいけないケースがあります。
さらに、空き家の場合、保険に加入できないケースや加入していたとしても保険金が支払われないケースがあります。
空き家として保険に加入したい場合は、一般物件として加入する必要があります。
しかし、保険料は割高になってしまうため、注意しましょう。

次に、経済的な問題についてご紹介します。
資産価値は時間の経過とともに低下します。
しかし、高い固定資産税を払わなければなりません。

最後に、社会的な問題についてご紹介します。
空き家は犯罪者や野生動物の住処になることや不法投棄物の溜まり場になることがあります。
また、倒壊のリスクや犯罪の現場となる可能性が高いと、空き家が地域にとって不健全な要素であると判断されてしまいます。
そのように判断された場合、行政代執行により建物が取り壊されるケースは珍しくありません。

また、建物を勝手に壊された挙句、高額な解体費用まで請求されてしまうため、注意しましょう。

□空き家の解決方法をご紹介!

空き家の解決方法には、売却があります。
しかし、空き家は立地や条件によってなかなか買い手が見つからない場合や利益が出ても譲渡所得税がかかる場合があるため、注意しましょう。

また、空き家の解決方法には、解体もあります。
建物が古い場合、更地にしてしまった方が売却したい際に早く売れるケースがあります。
しかし、費用がかかるだけではなく、土地の固定資産税が高くなってしまう場合があるため、注意しましょう。
建物を使いたい方がいる場合は、賃貸に出すのも良いでしょう。

□まとめ

今回は空き家を放置した時の危険性や解決方法についてご紹介させていただきました。
今まで分からなかった解決方法も分かり、選択肢の幅が広がったと思います。
ぜひ、今回の記事を参考に適切な方法を選びましょう。