皆さんは遺産相続がいつもらえるのかご存知でしょうか。
遺産相続がいつもらえるのかをあらかじめ把握することで、もらった後の計画もスムーズに進められます。
そこで今回は、遺産相続がどのような時間と流れでいつもらえるのかを解説します。

□遺産相続がもらえるまでの時間をご紹介！

相続遺産には、預金や株式、不動産などがあります。
そして、財産によっても遺産がもらえるまでの期間は異なります。
預金は手続きからおおよそ10日から2週間でもらえます。
預金をもらう方法は「預金の払い戻し」と「名義変更」の2つがあります。

預金の払い戻しは、預金を解約して相続人それぞれの口座に振り込む方法です。
名義変更は、1人の相続人の方の名義に変更する方法です。
2種類あるので自身がどちらの方法でするのか確認しておきましょう。

今回は、遺産相続をもらえる時間を4つの部類に分けてご紹介します。

1つ目は、株式の相続です。
株式の相続は、必要書類を提出し不備がなければ、3週間ほどでもらえます。
また、亡くなられた方の株式口座で売却の指示は出せません。
そのため、相続人の方名義の株式口座に株を移管させましょう。

その後、タイミングを見計らって売却し、現金化します。
現金化するまでの時間はかかりますが、売却しない方法もあるため、適切だと思う方法を選んでくださいね。

2つ目は、不動産の相続です。
不動産は手続きをしてから2週間ほどでもらえます。
遺言や分割協議が整っていても相続登記をしていなければ、登記簿上は相続人全員共有財産のままとなるため、注意しましょう。
また、売却する際に相続人全員の同意が必要となる場合があります。

そのため、相続登記をしておくと良いでしょう。

3つ目は、自動車の相続です。
自動車は手続きを済ませるともらえます。
書類に不備がなく、窓口で受領されれば、新しい名義人の車検証が発行されます。
名義が変更されたら、自動車をそのまま使用したり、売却や廃車したりすることも可能になります。

4つ目は、死亡保険金についてです。
死亡保険金は請求して1週間ほどでもらえます。
しかし、亡くなられた後、3年以内に請求しなければもらう権利が消滅する場合があるので、注意しましょう。

□お金が振り込まれるまでの流れをご紹介！

今回は、お金が振り込まれるまでの流れを大まかにご紹介します。

まずは、亡くなったことが判明した後、7日以内に死亡届を提出します。
そして、通帳・キャッシュカードなどを確認します。
その後、引き落としや入金の予定がある場合は、引落口座や入金口座を変更しましょう。

次に、通帳やキャッシュカードを準備して、口座名義人が亡くなったことを銀行に連絡します。
必要書類も不備なく提出できた場合、数週間ほどで指定した相続人の口座に払い戻しされます。

以上がお金が振り込まれるまでの大まかな流れです。
手続きは難しく、制度がたくさんあります。
何かお困りのことがありましたら当社にご相談ください。

□まとめ

今回は遺産相続がいつもらえるのかを解説しました。
必要書類の不備がある場合や、その他の準備がスムーズできなかった場合は振り込みが遅れてしまいます。
書類集めには、時間がかかるため、早めから準備しておくと良いでしょう。
本稿を参考に遺産相続をスムーズに進められるようにしてくださいね。