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相続手続きをしなかったらどうなる?解説します!

相続手続きをしなかったらどうなるかご存知の方は少ないでしょう。
手続きをしなかった場合に生じる内容を把握しておくことでリスクを回避できますよね。
そこで今回は、相続手続きをしなかったらどうなるかをご紹介します。

□相続手続きの種類をご紹介!

相続手続きの方法は以下の通りです。

・相続の放棄・限定認証の申述
・遺留分侵害額請求
・名義変更
・相続税の申告・納付

これらの項目があることを覚えておきましょう。

□相続手続きをしなかったらどうなるかをご紹介!

まずは、相続手続きをしなかった際に生じるデメリットを4つご紹介します。

1つ目は、相続放棄ができなくなることです。
相続放棄は、相続人が被相続人の権利や義務を一切継承しない選択をすることです。
そのため、相続したくない借金だけを相続放棄することはできず、全て相続するか、全て相続しないかを選択する必要があります。

2つ目は、限定放棄ができなくなることです。
限定承認では、プラスの財産からマイナスを差し引いて余りが出た分だけ相続します。
マイナスになった場合でも相続人はマイナス分を負担する必要がありません。
期限は全員が相続放棄したことを知った時から3ヶ月以内です。

3つ目は、遺留分侵害請求ができなくなることです。
遺留分とは、被相続人の財産から法律上取得することが保障されている最低限の取り分のことです。
そのため、被相続人の遺言による贈与または遺贈によっても奪われることはありません。
被相続人が財産を遺留分権利者以外に贈与または遺贈し、遺留分に相当する財産を受け取れなかった場合、遺留分を侵害されたとして侵害額に相当する金額の支払いを請求できます。

4つ目は、相続回復請求ができなくなることです。
相続回復請求は、相続人が相続権を侵害された場合、侵害した人に相続回復を請求することです。

次に、名義変更しない場合のデメリットをご紹介します。

預貯金や不動産、株式、生命保険の名義変更をしなかった場合、消滅のリスクがあります。
相続税を申告しないと罰せられるリスクもあります。
申告には期限があります。
遅れてしまうと、追徴課税のリスクも発生します。

□まとめ

今回は相続手続きをしないとどうなるかをご紹介させていただきました。
相続の種類を把握することで相続の手続きの不安が少し解消されたと思います。
ぜひこの記事を参考に相続手続きをスムーズに進めてくださいね。
何かお困りのことがありましたら当社にご相談ください。