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持ち家の名義変更が必要になるケースとは?費用も併せてご紹介します!

持ち家を売却する際は、法律に基づいて名義変更が行われます。
この名義変更は手続きが複雑で、しかも登録免許税などの費用もかかります。
ここでは名義変更が必要なケースをご紹介し、名義変更にかかる費用についても解説します。

□名義変更が必要になるケース

家の名義変更が必要なケースをご紹介します。

1つ目は遺産相続です。
家の所有者が死亡すると、相続登記して、名義を相続人の名前に変更しなければなりません。
ただし、相続登記の前に、遺産分割協議が必要な場合もあります。
相続登記をしないと、相続人の間でトラブルになることもあるので注意が必要です。

2つ目は生前贈与です。
財産を生前に譲渡するのが生前贈与です。
相続税の節税効果があるので、生前贈与を利用する人が増えています。
また、贈与する相手を選べるのも、生前贈与のメリットと言えるでしょう。

ただし、不動産の贈与は登録免許税や不動産取得税、贈与税などがかかるので注意が必要です。
不動産に関する贈与税には、いくつかの控除制度があるので、贈与税が高くて困るという方は、利用することをおすすめします。

3つ目は財産分与です。
財産分与は離婚する際に、夫婦で築いた財産を分割するものです。
財産分与は生前贈与に似た面もありますが、生前贈与と違って贈与税はかかりません。
財産分与で家を処分する場合に、住宅ローンが残っていたり、土地と建物で名義が違ったりすると手続きが複雑になります。

4つ目は不動産売買です。
不動産を購入すると、所有者の名義変更が行なわれます。
購入した人が不動産の所有権を主張するためには、名義変更が必要になるので、不動産売買の名義変更は迅速に行いましょう。

□家の名義変更にかかる費用

家の名義変更には、以下のような税金が課税されます。

1つ目は登録免許税です。
登録免許税は相続登記申請の際に、不動産評価額の0.4%の税金がかかります。

2つ目は戸籍などの書類の取得費用です。
名義変更に必要な書類を取得するためには、1~2万円程度の費用がかかります。
ただし、相続人の数が多いと、この費用は増加します。

3つ目は司法書士への報酬です。
司法書士に相続登記を依頼する際にかかる費用です。
たとえば、2千万円の家の相続登記をする場合、7万円から10万円程度かかります。

□まとめ

家の名義変更が必要になるのは、遺産相続や生前贈与、財産贈与、不動産売買などの場合です。
家の名義変更には、登録免許税や必要書類の取得費用、司法書士への報酬などが必要です。
名義変更は手続きが難しく、費用もかかるので敬遠する方もいますが、必ず行っておかないと後々トラブルの元になってしまいます。