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親の死後に家の処分が必要である理由は?処分方法もご紹介します

親の死後、実家の処分はどうすべきなのでしょうか。
実家が近くにあれば良いのですが、遠方の場合は管理するのも大変です。
ここでは、親が亡くなるとなぜ実家を処分しなければならないのかについて考え、実家を処分する流れやタイミングについて解説します。

□親の死後に家の処分が必要な理由

親の死後、誰も実家に住まないと空き家になりますが、空き家状態が続くと家が傷んできます。
家が傷むと資産価値が下がる上に、近隣にも迷惑を及ぼすおそれがあります。
空き家には不審者が入ったり、放火される危険もあるので、放置するのは好ましくありません。

空き家は劣化が早いので、強風で屋根瓦が飛んだり、壁が剥がれて飛ぶことがあります。
これらが近隣の家に、被害を与えることがあるので注意が必要です。

また、空き家状態で放置された家は、「特定空き家」の扱いになることがあります。
特定空き家になると、固定資産税の優遇措置が受けられなくなり、6倍の税金を納めることになるので注意しましょう。
朽ち果てた空き家があると周囲の景観を損ね、異臭がしたり犯罪の温床になったりすることもあるので、近隣の迷惑にならないように対処しなければなりません。

□家を処分する流れとタイミング

家を処分する前に、まず遺言を確認し、問題なければ名義変更などの売却準備をしましょう。
次に、売却を依頼する不動産会社を選びます。
不動産会社が決まったら、実家売却の仲介を依頼します。

それから、ビラやチラシなどを使ったり、内覧などの宣伝活動を行います。
買い手がついたら、売買契約を結びましょう。
契約が成立したら物件を引き渡し、確定申告を行えばすべての手続きが終了します。

実家を売る場合は、タイミングを見ることが大切です。
不動産は値上がりしたタイミングで売らないと、損することになります。
値下がりしたタイミングで売ってしまうと、場合によっては数百万円も、安い値段になってしまうこともあるので注意しましょう。
不動産は売り急がないことが、高く売るコツです。

以上が家を処分する流れとタイミングについてでした。
ここで紹介した流れを念頭に置いて処分を進めてください。

□まとめ

家は長年放置すると傷みが激しく、倒壊したり屋根瓦が飛んだりして近隣に被害を及ぼす場合があります。
また、空き家があると不審者が出入りしたり、放火されるなどの危険もあります。
長く放置すると特定空き家となり、固定資産税が高くなることもあるので注意しましょう。