「空き家は固定資産税が6倍になるって聞いたけど本当なのか」
「固定資産税が6倍になるとしたら、それはいつからなのか」

空き家に関して、上記のようなお悩みをお持ちの方も多くいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、空き家の固定資産税の増額に関してと、空き家の活用方法について解説します。

□空き家の固定資産税はいつから6倍になる？

空き家の固定資産税が6倍になるのは、空き家を放置してから何年経ったなどという年数が基準ではなく、自治体によって空き家が「特定空き家」に指定されて、指定後に自治体からの勧告を受けた際となっています。

特定空き家とは、2015年に「空き家等対策の推進に関する特別措置法」が施行されたことによって指定されるようになった、倒壊の恐れなどがある空き家を指します。

特定空き家に指定されることによって、固定資産税の増額や罰金などのペナルティが課せられる可能性があります。

空き家が特定空き家に指定されると、自治体から空き家の状態に関しての指導が来ます。
この指導に応じなかった場合、次は勧告が来ます。
この勧告を受けた際に、空き家が住宅用地特例の対象から除外され、固定資産税の支払額が最大6倍まで上がります。

また、勧告も無視すると次は命令となり、命令を無視した場合は50万円以下の過料を支払わなければいけない場合もあります。

□空き家を活用する方法をご紹介します！

以上の説明で、空き家を放置するとさまざまなペナルティが発生することがわかりました。

次に、主な空き家の活用方法を2点ご紹介します。

1点目は、売却することです。

空き家を所有し続ける場合は、管理に手間と費用がかかり、また放置してしまうとさまざまなペナルティが発生します。
空き家を売却することのメリットは、売却後に手間と費用がかからない点と、放置することを防げる点、現金化できる点などが挙げられます。

2点目は、賃貸にすることです。
空き家を賃貸にする場合は、修繕などの初期費用がかかりますが、家賃収入で元をとれる可能性は高いですし、家の所有権を手放さなくて良いといったメリットがあります。

それぞれの選択肢の特徴を理解して、空き家を活用しましょう。

□まとめ

今回は、空き家の固定資産税の増額に関してと、空き家の活用方法について解説しました。
空き家をお持ちの方は、特定空き家に認定されないように対処しましょう。
何かわからないことがあった方や、旭川市周辺で不動産に関するお悩みをお持ちの方は当社にお気軽にご相談ください。