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古い家を放置した際の維持費について解説します!

相続した古い家が空き家になっている方は多いでしょう。
もし古い家を放置している場合は、注意する必要があります。
この記事では、古い家を放置した場合の維持費とデメリットについて解説します。
ぜひお役立てください。

□古い家を放置した際の維持費とは?

古い家を放置していると、さまざまな費用がかかります。
どのような費用がかかるのでしょうか。
ここでは4つの維持費について解説します。

1つ目は、固定資産税です。
固定資産税とは、土地や家屋などの固定資産や償却資産を所有している場合にかかる税金のことです。
土地と建物の固定資産税評価額に対して、1.4パーセントの税率がかかります。

2つ目は、都市計画税です。
都市計画法によって市街化区域に指定されている場所に古い家がある場合は、都市計画税を支払う必要があります。
税率は自治体によって異なります。

3つ目は、電気代と水道代です。
使っていない家だから電気代や水道代がかからないと思う方も多いでしょう。
定期的に古い家に訪れて管理している場合は、多少の電気代と水道代がかかります。

4つ目は、火災保険と地震保険です。
誰も住んでいないため、保険をかけなくても良いと思う方もいらっしゃるでしょう。
保険に入っていないと火災が起きた後の建物を片付ける際に、費用をすべて負担する必要があります。

また、地震によって倒壊した際に誰かを怪我させる可能性もあります。
そのような事態に備えて保険に入る方が多いです。

□古い家を放置した際のデメリットとは?

古い家を放置すると維持費がかかるだけでなく、他にもデメリットが生じます。

1つ目は、税金の優遇がなくなる可能性があることです。
空き家となっている古い家を放置していると、「特定空き家」に指定される可能性があります。
そうすると、固定資産税の優遇措置が受けられなくなります。

2つ目は、損害賠償を請求される可能性があることです。
古い家を放置していると、建物が倒壊したり屋根が剥がれてしまったりする可能性があります。
その際に他の家や公共のものを傷つけると、損害賠償を請求されてしまうかもしれません。
居住中の家の場合は、建物の持ち主に損害賠償責任はありませんが、空き家の場合は損害賠償責任があります。

□まとめ

この記事では、古い家を放置した場合の維持費とデメリットについて解説しました。
空き家となった古い家を放置していると、維持費がかかったり固定資産税の優遇措置が受けられなくなったりします。
空き家となった古い家を所有している場合は、注意しましょう。